天手力男(アメノタジカラオ)「日本神話の世界」

天手力男アメノタジカラオ

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天手力男1
神格
力の神、技芸の神
祀られている神社
戸隠神社(長野県上水内郡戸隠村)
佐那神社(三重県多気郡多岐町)
白井神社(兵庫県尼崎子穴太)
湯島神社(東京都文京区湯島梅園町)
雄山神社(富山県中新川郡立山町)
石刀神社(愛知県一宮市)
手力雄神社(岐阜市長森蔵前)
船橋大神宮(千葉県船橋市宮本)
安賀田神社(宮崎県延岡市安賀田町)
伊勢神宮内宮(三重県伊勢市宇治館町)
天手力男2
神徳
技芸上達、スポーツ向上、家内安全、開運招福、厄除け、五穀豊穣
別称
天手力男神(アメノタジカラオノカミ)、天手力雄命(アメノタジカラオノミコト)
系譜
不明
詳細
天手力男(アメノタジカラオ)の名は「天上界で最も手の力が強い男」という意味で、その名があらわす通り、肉体的な力は凄まじく天岩戸の話においてはアマテラスが外の様子をうかがう為に岩戸の扉を微かに開けた瞬間、岩戸の扉に手をかけて一気に開放し、中にいたアマテラスの手を引いて外へ導き出したと言われています。

戸隠神社に伝わる天岩戸の話ではアメノタジカラオは岩戸の扉を開けただけではなく、それを抱え上げて放り投げると物凄い地響きを立てて地上に落下し、岩戸の扉は戸隠山になったとされています。
アメノタジカラオは「ここが私の住む所である」と心に決め、ニニギの天孫降臨に随伴して九州に舞い降りると紀伊(和歌山県)を経て戸隠にたどり着き、そこに定住にしたと伝えられています。

現在では単に力の神としてだけでなくスポーツの守護神としての信仰が多く集まり、筋力などの力だけではなく技術の向上も助けてくれると信じられています。
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