鹽盈珠(しほみつたま)、鹽乾珠(しほふるたま)「日本神話の世界」
鹽盈珠、鹽乾珠しほみつたま、しほふるたま
分類
玉
持ち主
海神、山幸彦
現在の所在
不明
別称
塩満玉(しおみつたま)、塩乾玉(しおふるたま)
詳細
鹽盈珠(しほみつたま)、鹽乾珠(しほふるたま)は「海幸彦山幸彦」の物語に登場する不思議な道具でシホミツタマは海水を満ちさせて陸を海にしてしまうという強力な力を持ち、シホフルタマは潮が満ち、海になった陸から海水を引かせて陸に戻すという力があるとされています。
物語の中で山幸彦は兄の海幸彦の大事な釣り針を無くして途方に暮れていましたが、シオツチノオジにすすめられて竹篭の船で海神の宮にと向かう事になります。
無事に海神の宮に着いた山幸彦は海神の娘であるトヨタマヒメと結婚し、地上に戻る際に兄の釣り針とシホミツタマ、シホフルタマを海神より貰い受け、海神から「兄がお前を攻撃してきたらシホミツタマを使って溺れさせ、許しを請うたらシホフルタマで救ってあげなさい」と教えられます。
こうして地上に戻って兄に釣り針を返した山幸彦でしたが、海神の言葉通り兄と争う事になった為、シホミツタマで溺れさせて命乞いをしてきた兄をシホフルタマで救います。
その後、兄の海幸彦は山幸彦の守護人となって仕える事となったのでした。
現在においても海幸彦の子孫とされる隼人たちは宮廷に仕え、溺れた姿などを再現して見せていると言われています。
物語の中で山幸彦は兄の海幸彦の大事な釣り針を無くして途方に暮れていましたが、シオツチノオジにすすめられて竹篭の船で海神の宮にと向かう事になります。
無事に海神の宮に着いた山幸彦は海神の娘であるトヨタマヒメと結婚し、地上に戻る際に兄の釣り針とシホミツタマ、シホフルタマを海神より貰い受け、海神から「兄がお前を攻撃してきたらシホミツタマを使って溺れさせ、許しを請うたらシホフルタマで救ってあげなさい」と教えられます。
こうして地上に戻って兄に釣り針を返した山幸彦でしたが、海神の言葉通り兄と争う事になった為、シホミツタマで溺れさせて命乞いをしてきた兄をシホフルタマで救います。
その後、兄の海幸彦は山幸彦の守護人となって仕える事となったのでした。
現在においても海幸彦の子孫とされる隼人たちは宮廷に仕え、溺れた姿などを再現して見せていると言われています。
日本神話の武器・道具